葬儀の際にふるまわれる食事に関する知識

2019年08月21日
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最近では何度も参列者に集まってもらったり法要を行うことが難しく、葬儀が行われる日に最初の法要を一緒に行うことが増えてきています。このため葬儀の日に精進落としの食事がふるまわれることが多々あります。精進落としではいったいどのような食事を用意すれば良いのか迷ってしまうかもしれませんが、一般的には寿司や仕出し弁当、懐石料理が選ばれます。

特にこの食材を必ず食べなければならないというものはありませんが、通常お祝いに使われる伊勢海老や鯛といったおめでたい食材は避けるようにすると無難です。これらの料理は大皿で用意するのではなく、人数分個別に用意します。

この時一緒にお酒をふるまうことが多く、位牌の前にもお酒をお供えします。乾杯の代わりに献杯をしますが、乾杯の時と同じように近くの人とお酒が入ったグラスを音を立てて合わせることはマナー違反になるため気を付けるようにしてください。

精進落としは参列してくれた人だけではなく僧侶をねぎらう意味合いも強く、僧侶にはこの時にお布施を渡すようにしてください。必要以上に暗くなる必要はありませんが、お祝いの席ではないため拍手をしたり不必要に明るくふるまわないように心がけましょう。

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