通夜式を行わないのが特徴の「一日葬」
2017年07月28日
葬儀では、通夜式と告別式行うため二日間の日程が必要になるのが一般的だと言えます。しかし最近では、「一日葬」と呼ばれる、通夜式行わない葬儀として知られるスタイルのものもあり、都市部などでニーズが高まっていると言われています。
一日葬は、告別式だけを行うことで日程を一日に短縮するというシンプルなスタイルであり、費用に関しても、シンプルにした分だけ安く済ませられるという特徴があります。実際の費用は、葬儀一式費用だけで見ると20万〜50万円程度というのが相場であり、葬儀一式費用が100万円を超えるような一般的な場合と比べるとかなり安いと言えますし、小規模スタイルである家族葬よりも安くできると言えるでしょう。
一日葬のメリットとしては、費用が安いということ以外にも、「遺族の体力的・精神的な負担を軽減することができる」ということが挙げられます。遺族が高齢である場合は、通常の葬儀のように二日間の日程をこなすのが困難なケースもありますが、一日で済ませることができれば、かなり負担を軽減することができると言えるでしょう。
その他にも、遠方から会葬に訪れる場合、日程が二日かかるのであれば宿泊費が必要になりますが、一日で済むのであれば「日帰りで済ませることも可能になる」というメリットもあります。ただし注意点としては、通夜式を行わないため、弔問ができなくなる人が出てくる場合があるということです。
そのため、後日、自宅へ弔問に訪れる人が出てくる可能性があるということもあらかじめ知っておきましょう。